牛女しらすとドラゴン

本当にいざそうなったら嫌なんですけど、心のどこかで自分の住んでる街を巨大な怪物に踏み潰されて途方に暮れる人生に少し憧れてるところがあって、何不自由なく生活出来てる今が1番幸せで現時点でだいぶ幸せなんですけど、毎朝やっぱり全てを薙ぎ払うドラゴンの足音が聞こえないか海を見つめてしまうのです。 

 

といっても誰も殺さずに牛女しらすの家だけ踏み潰すような牛女しらすが個人的に恨みを買ったドラゴンはこの世にいないので、ミスチルの桜井さんが自分の声が嫌で強い酒飲んで叫びまくったみたいな、こういう自分を傷付けて今を強引に変える方法を取ることでそれを僕の中で「ドラゴンの襲来」としています。

 

ギャンブルで散財したり、したくないナンパをしまくったり、部屋の中に飛んできたカナブンを追い出さずにずっと放置したり、大小数えきれないくらいのドラゴンが襲来しました。

 

ドラゴンに為すすべもなく、家を潰され、燃やされ、途方にくれ、また家を建て直す。破壊を繰り返す事で満ち足りる何かが確かにあって、リア充爆発しろとは全く思わないのですが、自宅木っ端微塵になれと思う事で何にも表現できない何かを満たし発散していたのです。

 

しかし、無計画にドラゴンを呼びすぎてしまい、ドラゴンが踏み潰す家の修復が完全に追い付かなくなってしまいました。

 

ドラゴンがただそこにいる。

木材を運ぼうにも最中に見えてしまうのです、襲来待ちのドラゴンの列が。

 

ドラゴンがただいるのって怖いんです。

良いドラゴンならまだしも絶対に悪いドラゴンが家の近所にたむろしていて、「絶対に殺してやる」という共通の話題で意気投合してるんです。

「めちゃくちゃノルマが高いフリーライブ最高」とも言ってました。

 

恐れおののいて気づいたのは、破壊じゃなくて、破壊された後に家を作り直す、家を作る行為自体で自らを満たしていたのでは。ということです。

 

だとしたら自分の町にドラゴンなんか呼ぶことは一切なくて、アライグマやリス、ネコやペンギンを呼んで、みんなが住みやすいように家を増築工事すれば良いじゃん。

 

オーブンやトルティーヤのプレス機も買って、みんなでタコスパティーをしよう。

ゲームを買えば、家でみんなでドンキーコングも出来るね。

 

ああなんて楽しいんだ。

こんな簡単なことを今まで気づけなかったんですけど、ようやく最近気づけました。

 

というか周りの人たちはみんなドラゴンの匂いがしないんです。

もしかしたらドラゴンを飼っているのかもしれないけど、しっかり共生が出来てるので獣臭くない。素晴らしい。エサ何食べるか聞こ。

 

 

 

人が知ってることをつくづく自分は知らなすぎる。

タルタルソースが美味すぎることも2、3年前にようやく気付いたし。

 

タルタルソースは1890年頃から世に出て流行ってたらしいです。

 

この調子だと冠婚葬祭のマナーとかちゃんと気付けるのも128年後なんだと思います。

 

 

ということで、

 

人生を楽しく充実して生きる方法とまで は行きませんが、

人生を苦しまずにそれなりに楽しく生きるには動物たちを家に呼ぶと良いんだね。って話でした。

 

 

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見たら人生が少し楽しくなるかもしれない単独ライブやります。

 

10/19(金)

「牛女単独ライブ」

場所 新宿バッシュ

開場19:30 開演20:00

前売1500円 当日1800円

 

 

ご予約まだいけます。

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